2017/03

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"死人使い"における最重要キャラクター。
事件の全ての始まりであり、現死神親族の王座にある。
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死神享皇(きょうこう)

現名■暁の流星【Meteor the down】
孵化前名■明け方の流れ星【Meteor the daylights】

母親■死神峰皇(ほうおう)真夜中の星々【De-gods of nightstar】
通称"ナイツター"

・バックステージ
冥府・死神協会王座にあり、全ての死を司っていた死神峰皇ナイツターの息子。多少我儘なきらいがあるが、母の血を引き大変頭がいい。
幼態の体と現在の体は異なるので外観はかなり別人。

・ストーリー
全ての犀は彼の手により投げられた。
彼の母親が死んだ時、彼は微かに狂い始めた。世界中の生命と共に心中しようとしたのである。彼の計画は密やかに水面下で進んでいった。
近しい者の死による耐えがたい苦しみを皮肉にも知ってしまった死神の彼は、自らの一族の穢れた血を呪い、今後誰一人こんな思いをしなくて済むように、この道を選んだのだった。

幼態である自らの力がまだ微々たるものである事に気付いた死神享皇"明け方の流れ星"は、孵化の為に世界一の死人使い【アステリスク】(過去に死亡済)の弟である【メテオ】を惨殺し、その体と力の奪取に成功する。これは"躯魄置換(くはくちかん)"と呼ばれ、死神のよく使う技法である。このため外観が相手と入れ替わる。
そして"暁の流星"となり、死神一族の制止を振り切って暫定で王座へ就く。

しかしそれでも全ての生命体の鍵を握るには力が足りないと知った彼は、過去に死神一族に拮抗し得る力を持っていた一族の末裔の殺し屋(クロルクロル)の少女【スフィア】を強姦しその胎を奪う。

彼はその胎を、幼い【メテオ】が捨てた布製人形を生命化することで得られるエネルギーを用いて培養する。人形は【ポルカパルサー】と名づけられ、死神享皇専属の道化となる。
胎は順調に育ち、死神峰皇と同程度の力を持つモノへと成長する。それは事実上は彼の娘であるが、女系である死神一族で母親と全く同じ系統のモノへ孵化するであろう事となる。
彼は外観も性質も母親そっくりになった胎を見て、しかし母親との違いを見つけ、死んでしまったものは生き返る事はないと諦念を抱き、計画の遂行を決意する。

その頃、殺害されたはずの【メテオ】は動いていた。彼は死人使いである。死の直前に死人使いの禁じ手である、"自骸操従(じがそうしょう)"を発動し、自らの遺体を自らの命令で死後も操れる術をかけていたのである(※ただし、この時彼が持っていたのは死神享皇に与えられた幼態"明け方の流れ星"の体)。彼は"既死体(パースデッド)"と呼ばれ、どんな傷を負っても腐敗しない限り活動を止めない。しかしながら、生きていた頃とは完全に世界が違う。どんなに強固な意志を持ち、生きていた頃と同じく活動していても決して生き返る事はない。死人使いである彼は皮肉にも自らを持ってその事を体感する。

【メテオ】は自らの体を奪った死神享皇の計画を知り、冥府の鬼族の娘【カーミットノヴァ】、死神享皇に恨みを持つ【スフィア】、旅先で従えた金猫族の少年の遺体【流軌(るき)】らと利害の一致により合流し、冥府"世界の果て"へ向かう事となる。
途中、【メテオ】の兄【アステリスク】の恋人であり、その弱みを握られ死神享皇の支配下に置かれた"十字の瞳を持つ者達(クロセス・ピューピリウス)"の娘である【ネビュラ】(現在は男性体に置換)が執拗に妨害を仕掛けるが、それすらも計画の一部であった。【ネビュラ】は徐々に死神享皇への反抗の兆しを見せ、失った恋人の最後に残った魂を手放してでも今生きている全ての生命を守る事を決意し、消えていく事を選んだ。
"十字の瞳を持つ者達"は、礎の民族であった。光を厭い地下に住まい、膨大な知の渦から生まれる世界の法則の源を管理していた。【ネビュラ】はその管理者の資格を持つ最後の者であった。生涯を通して地上に出る事はほぼない種族であった筈の彼女はたった一度の気まぐれにより地上へ上がり、【アステリスク】と出会い恋に落ち、そして【アステリスク】を失い、死神享皇に囚われた。彼女は最初の気まぐれを後悔し続けていたが、最終的には出会いを感謝し自らの命を愛した。
彼女が消え去る事により死神享皇の術への枷はなくなったが、彼女は最期に地界の法則を捻じ曲げ、【アステリスク】の弟である【メテオ】に希望を託して冥府"世界の果て"への扉となる陣を開く。

死神享皇は全ての生命を停止する術を発動していた。既死体である【メテオ】は彼の前で、全てのものが死に絶える様を見ていた。生きる事は苦しい事であるが失ったものは二度と戻らない。それを失って初めて知ってしまった【メテオ】は術を最後まで阻止しようとする。その力は孵化以前ではあるものの死神のものである体と、世界第二に座した死人使い【メテオ】の魂を持って死神享皇の術の最終工程の邪魔をする。
失う事の悲しみを形は違えども共有していた二人は、ほんの僅かに交錯した。死神享皇は術の仕上げを、死に絶えようとしている全ての生命に託した。【メテオ】はただ、何もできず、全ての生命体が生きる意志を持つこと、生きたいと思うことを願った・・・・・・・・・。


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